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沖縄へ行って来ました。12月のライブは終了@沖縄4箇所★

12月は沖縄に1週間、行ってまいりました。
ちょっと長い文章ですが、是非読んで頂きたいです。

沖縄行きのきっかけは、米軍基地問題が長期的に続く
高江や辺野古へいきたいと思った事でした。
以前よりも私の感覚でメディアやSNSを通じて入ってくる情報に
違和感を感じていたから、現地の方に色々と教えて頂きたいと思いました。
そんな時に、高江音楽祭で演奏させて頂く事になりした。
誘って頂き、いろいろな手配をしてくれたEarth Dayのともちゃん
高江音楽祭の主催者の石原岳さん、本当にありがとうございました。

ライブ前に高江や辺野古、ヘリパッド基地、地域が危険にさらされた現状を
車で細かく案内していろんな事を見せて、教えてくれたシゲさん、赤嶺さん。
ありがとうございました。実際に私が行って、見て聞いた事をここに書きますね。

「日本一危険な小学校」は、校庭の周りはなんと、
米軍基地との隔てとなるフェンスで覆われていました。
そこから300Mくらいの所にオスプレイや米軍飛行機の滑走路があります。
米軍基地内の自分たちの学校の上はオスプレイはもちろん
飛行機が飛ばない航路になっているそうです。
しかし、日本の学校の上は当たり前に飛び、この学校の真横に着陸します。
実際に訪問して居る時にオスプレイが2機、低空飛行の後着陸しました。
もの凄い音でした。周波数は心拍にも影響を与え、窓ガラスも揺れます。
他の種類の飛行機は米軍基地内の学校を避けた航路で着陸するため大きく円をかいて着陸します。
着陸時の傾きが少しズレたら、学校へ突っ込んでしまうことが考えられます。
深刻なことはそれだけではありませんでした。
沖縄県内の学校でオスプレイや飛行機の爆音を回避するために
防音ガラスや防音対策がなされているのは108校
締め切った夏の暑い日はクーラーを利用し、県全体で費用は年間2000万円。
日本からの思いやり予算を米軍に、5年間で1兆円、1日で5億円も。
なのに、県はクーラー代にかかる予算を削ると言っているそうです。

沖縄県の2割が米軍基地。
行って見ないと分からなかったのですが基地問題で公園が少ない地域があり
支援金や個人の持ち出しで子供達が自由に遊んで出入りできるスペースを設け
共働きの家庭の子供には、日曜のお昼ご飯も無料提供しているんだそうです。

人権を子供達にわかりやすく伝える為の大切なこと

そして、12/7米軍ヘリから落下物が落ちた保育園にも実際に伺いました。
園は、米海兵隊普天間基地から300メートルのところにあり
紹介した小学校の近くでした。

たまたま市議員さんや園長さんが集まっていました。
脚立を登り、落下物があった屋根も見せて頂きました。
伺ったのは12/9。その後、ネット上で「自作自演」ではないかなど
嫌がらせの電話や手紙が届いたと知りとても心が痛かった。
12月13日に米軍ヘリ「CH53E」の窓枠が落ちたのは先ほど紹介した小学校。
米軍飛行機からの落下物で今までに死亡事故まで起きていて
いつも子供達が犠牲になっている。
飛行機の爆音で窓が揺れることが当たり前に慣れてしまった子供達の
心の中の不安やストレスは、未来まで続くのか。沖縄以外に住んでる人も
抱えるべき問題だと感じています。

もう一方、ジュゴンやウミガメが生息する貴重な地域辺野古
絶滅していたと思われていたジュゴンが生息していると分かったのは、
普天間基地移転に伴う環境への影響を事前に調査する、
防衛省の「環境アセスメント」の結果、​辺野古周辺だけでなく
沖縄島全体での生息状況がずいぶん分かったものの、基地建設は進んでいます。
(こちらのリンクから上記抜粋)
私も抗議船に参加させていただいた。
海は本当に美しくて、思わず飛び込みたくなるほど
遠浅で、穏やかだった。その美しい海へ目の前で石やブロックを落としていく日本の建設業者。
東京ドーム17個分もの土砂を使って浅瀬を埋め立てる計画。
埋め立てをして、海流の流れが変化したら貴重な自然の形態が変わってしまい、
ジュゴンの貴重な食料の海草も育つ場所がなくなってしまう。

進入禁止区域と何度も言われた。日本人と日本人が常にアメリカの為に戦っている。
様々な場所で米軍基地の警備している日本人はマスクとサングラスで顔を隠している。

ただ、私は一緒に海へ出て、何もできることがなくて
船を出してくれた相馬さんに船が浜に帰る時
「私は何ができるんですか?」と尋ねたら、こう答えてくれました。
「今日はこれで船を出すのは4回目で、自分たちだけだと毎回同じことの繰り返しで
辛いと思うこともあるけれど、毎回違う人が一緒に乗ってくれると一回一回が大切に思える」
戦っているのは自分たちだけではないという気持ちは大きな力。
逆に沖縄県外からも応援している事を伝えたい人もたくさん居るんだろうなと思いました。

そして、高江の座り込みをしていたテントや集落も立ち寄らせて頂きました。
書ききれないことがまだあります。感じたことはここから育てます。
いよいよ、夜は高江音楽祭。

この日の為に作ってきた新曲も発表し、心細かったけど
岳さんがギターでサポートしながら、PAまでやって頂き
出番は無事終了。あっという間でしたが、宴は続きました。

カンパ制ゲストハウス「ブロッコリーハウス」の管理人もされている清水さん
三線で、すき家の「カレー牛」の歌が最高でした!
ベースはゲンさん、ギターは高江音楽祭主催の岳さん

トディーさんと岳さんとご夫婦も、とっても優しい音楽
七尾旅人さんが作った高江の歌に合わせてフラダンスを披露してくれた
そうやって、それぞれの伝え方で受け取った「思い」を伝えていくことが大切で
新たな「思い」になるのだと思った。

みんなでパシャり
この後、宴が続いてゲンさんや高江のみんなと泡盛を飲みながら
セッションをしたり、ハブが入ったバターを頂いたり
横浜から持ってきた崎陽軒のしゅうまいを食べてもらったり
とっても楽しい時間を過ごした。

高江の皆さんから、優しい音楽が溢れていると私は思いました。
ありがとうございました。また、必ず逢いにいきます。

そして、翌日12/10は世界人権デー
沖縄最北端へ連れて行って頂きやんばるの森の話を聞きました。

刻まれた言葉、私は読むのが遅かったけれど
案内していただいたキクコさんが読み上げてくれた。
私は、沖縄最北端に立って、海が綺麗だと思う事を忘れてしまった。
深い思いがここに残されたんだと感じました。
キクコさん、ありがとうございました。

自然食、無添加の「てぃーあんだ」さんで腹ごしらえをしてから
嘉手納のカサブランカさんで演奏させて頂きました。
ここでも、沖縄に移り住んだ人や、元々沖縄で育った人と
いろんなお話をさせて頂きました。
みんな、とても親切でしたありがとうございました。
そして、ここからが自力沖縄ツアー!
何処へ行くか、泊まる場所も決めていない
まずは、オリオンビール工場見学(いきなりに観光)
 

そして、今帰仁村に泊まることに。
宿に夜到着し、晩御飯をゲストハウスの皆んなで囲う
全国から集まっている方と沖縄の話をしました。
そしてそのまま演奏をさせて頂くことに

宿主のゆい姉に可愛い帽子を被せて頂き花が咲きましたw
三線とコラボするのは初めて!
届く距離って、やっぱりいいな
みんなあったかくて、話も楽しくて、こうゆう場所に
集まる喜びを知っている人が居ることが沖縄の一つも魅力だと思いました。
なんとCDが完売!!みんな本当にありがとう!!

また、絶対に新曲をもって逢いに来ます!

そして、今回の新曲の中に出てくる首里城を見に行きました。
琉球王国の伝統や文化を改めてじっくり見てきました。
沖縄の気候に合わせた建物の工夫はまず外観に丁寧に塗られた朱色の漆塗り。
一部改装中でしたが、わざと職人技も見ることができるようになっていました。

私は、大満足。建築の歴史はいろんなものと繋がっているんだな〜

夜には那覇「つきのわ」さんで演奏を少しさせて頂きました。
つきのわさんも急遽だったので、またゆっくり行きます!
最終日は、市場でゆっくりと美味しいものを頂きました。
沖縄でしかあまり食べられないものが多く、見ているだけでも楽しい!

買った食材は、二階のお店で調理してくれます!


私はお刺身の7点盛り!なんとこれで500円!!
もちろんとっても美味しかったです!

イカスミ焼きそばも口の周りが妖怪みないで大変なことになってたけど
とっても美味しかった!イカスミは新鮮じゃないと!

市場の食材を見ていると、大きな魚や貝、エビなどたくさん!
これが全部海で生活して居るんだから、海って広いんだな〜って実感。
改めて私たちは海や自然から恵みを分けてもらっているんだと。。。
(もちろん人工的なものもありますが)

今回の沖縄は、行く目的や移動、宿泊などしんどい事も多かった。
音楽やライブがきっかけでは無かったけれど
結果として、音楽に大変救われたし、改めて私の得た感覚や感情の
アウトプットの一つの形で音楽は大きいのだと感じました。
また沖縄へ行きたいと思う。

いろんな人の意見があって、何が正解なのかはすぐに答えが
出るものばかりではないけれど、諦めてはいけないんだ。
ある人が言っていた。「沖縄県民は、心に絶対に消えることのない燈があるから
この火が消えるまでは、一度も負けてはいない」と。


ありがとう、沖縄。
そして、誘ってくれたともちゃん!!

ブログご無沙汰しております!!!

2018年1月のライブのお知らせ◎

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